マジカルフィックスとは

重金属イオンの難溶化による化学的吸着と細孔への物理的吸着のW効果により汚染土壌中重金属類の長期安定化を実現した重金属汚染対策材、それが住友大阪セメントの「マジカルフィックス(MFX)」 です。
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《マジカルフィックス(MFX)概要》
従来の不溶化材との比較例

不溶化材「マジカルフィックス(MFX)」の特徴

「マジカルフィックス(MFX)」は、独自のカルシウム/マグネシウム系材料で、従来の不溶化材料と比べ、低pHかつ長期的に安定するという特徴があり、酸・アルカリ条件下においても不溶化・吸着効果を持続します。また、処理後土壌のpH調整を任意に行う事も可能です。具体的には下記のような特徴を有します。

1.優れた物理吸着能力

重金属汚染対策材「マジカルフィックス(MFX)」は、複数の特徴を持ちます。その1つが物理吸着能力です。
住友大阪セメントが長年のノウハウにより構築した独自の技術により、物理吸着性能を最大限に発揮する最適な細孔構造、組成を実現しています。

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2.優れた化学吸着能力

マジカルフィックスは、従来の不溶化材と比較しても高い難溶化による化学的吸着性能を示します(右表参照)。
またマジカルフィックスは、特に砒素とフッ素にも良好な吸着性能を示します。

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3.長期安定性維持

物理的吸着と化学的吸着の二重の吸着能力により、材齢が進んでもその溶出量は少なくかつ安定しています。
また、処理された土壌は、酸添加、アルカリ添加試験においても良好な溶出低減効果を維持します。

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4.優れたpH緩衝能

マジカルフィックスは、優れたpH緩衝能を有するため処理した汚染土壌のpHを中~弱アルカリ性に保つ事ができ、様々な環境下の土壌に対し優れた緩衝能力を有しています。

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5.優れた改質性能

マジカルフィックスにより不溶化処理された土壌は優れた改質性能により、汎用性の高い強度を有し、保持し続けます。そのため、処理後の土地利用計画における建築・土木工事へスムーズに移行することができます。

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